株式会社テオリアハウスクリニック
従業員のエンゲージメント/ウェルビーイングに課題

テオリアハウスクリニックはシロアリ駆除・予防工事、断熱リフォーム、住宅診断などを行っている会社です。住宅を守るために必要なサポートを提供しています。
- 所在地:東京都練馬区
- 業種:総合工事業
- 従業員数:78名
- 家事支援サービス提供事業者:株式会社ぴんぴんきらり
- 対応者:代表取締役
今回の事業への参加を決めた要因や背景、その結果について教えて下さい。
家事支援サービス提供事業者であるぴんぴんきらりの社長と会う機会があり、雑談の中で本事業に興味があればというお話をいただき、手を挙げました。
企業が社員の育児や介護などに対して休業等の制度を整えることが普通になり、当社でも5年ほど前から男性の育児休業の取得に取り組んでいます。しかし、休業からの早めの仕事復帰や2人目の出産による育児負担の増加、送り迎えのための仕事時間の調整など、休業だけではサポートしきれない社員の負担に対し、外部の手を借りることで改善するのであればと思い、本事業への参画を決めました。また、国が実施する実証事業ということもあったので協力する意味でも、国の補助を受けたサービス利用料金(定価の1/3の価格)は会社が負担しています。

家事支援サービスを福利厚生として導入すると得られる効果について教えてください。
今回、家事支援サービスを利用した社員からは、家事支援サービスを利用することによって生まれた可処分時間で育児に専念できてありがたいなどといった喜びの声を聞いています。
会社として福利厚生導入の効果を感じられるようになるにはもう少し時間がかかると思います。一方で、当社は採用面でWEBサイトに力を入れてブランディングしており、今後、家事支援サービスが福利厚生として定着すれば、家事支援サービスの福利厚生導入は社員の満足度が高いので、採用に大きく寄与すると思っています。
来年度以降、今回の事業のような補助がなくても福利厚生メニューに家事支援サービスを導入するご意向はありますか?
私としては導入したいと考えています。
社員80人中20人が利用し、会社が社員一人に対して1万円を補助すると想定すると、会社としては月20万円の負担になり、継続的にコストが掛かります。しかし、社員から強い希望が上がれば、または、家事支援サービスを福利厚生として導入することで、採用しやすくなる・辞めにくくなる・生き生きと働けるなど、会社としてプラスになる導入効果が得られれば、コストに照らしても導入したいと思います。家事支援サービスを福利厚生として導入できれば、社員から相当喜ばれると思いますし、長期にわたる導入が叶えば、離職率の低下、勤務年数の長期化、メンタルヘルス不調につながるストレスの軽減などの効果に期待ができます。加えて、個人的には、子供を産むことを望む社員の出生意欲向上につながれば良いとも思っています。
導入を継続する場合、御社の負担割合についてどのように想定していますか?
実証事業期間中である現在は、利用者5名で会社負担は月10万円程度です。実証事業終了後は年間300万円程度の予算枠を設けて、福利厚生として家事支援サービスを利用した社員に対して会社負担で支援することも可能だと考えています。
