ITF合同会社
子育て・ビジネスケアラー・介護支援に課題

当社は、医療業界向けのIT/IoTソリューションを中心に、多様な業界のお客様へシステム開発サービスを提供しています。これまで培ってきた経験と技術を活かし、先進的な医療システムの開発を通じて、社会に貢献できる企業を目指しています。
- 所在地:福岡県福岡市博多区
- 業種:情報サービス業
- 従業員数:112名
- 家事支援サービス提供事業者:株式会社キッズライン
- 対応者:代表
今回の事業への参加を決めた要因や背景、その結果について教えて下さい。
仕事と家のことの両立について、単身だと家のことを疎かにしてしまい、調子を悪くしてしまう社員がいることが課題感としてありました。また、育休を取得する社員からも両立が大変だという話を聞いており、会社としてそういった社員をサポートしたいと考え、今回の実証事業に参画しました。結果として、社員から下支えとして喜ばれたと思います。
家事支援サービスを福利厚生メニューに組み込む効果として、
どのようなことを期待されていましたか?
会社の生産性向上、社員が気持ちよく働ける環境が整うことを一番に期待しました。また、今後、介護をする社員が出てくる可能性もあるので、このような制度を整えておけば、整っていない場合に比べて社員の働きやすさが全然違うかなという期待がありました。

家事支援サービスを福利厚生として導入すると得られる効果について教えてください。
利用している社員にはとても良い効果が出ていると思っており、あとは利用者をどう増やしていくかだと思っています。
社員への具体的な効果として、毎日お弁当を作っている人が家事支援サービスを利用して1週間分作り置きを作ってもらうことで休息が取れて、メンタル面でとても良い効果があったという話がありました。
また、家の中に掃除が行き届かない部分のある人がサービスを利用すれば家がきれいになり、家がきれいだと精神的な安定につながります。これは仕事にもとても良い影響があると思っています。
社員の愛社精神や帰属意識という点では、会社が社員のことを考えているということを、社員が感じてくれていると思いますし、サービスを使っていない社員からも、「こういった制度はあったほうが会社全体として良くなると思う」という意見がありました。
会社への効果としては、社員の定着や採用など、人材確保に効果があると思います。まだこういった取組みをやっているという会社の話をあまり聞かないですし、私自身も若い頃にこのサービスが会社にあったらうれしかったと思うので、継続していきたいと思っています。
私自身としても、家事支援サービスを利用することで働く時間が確保できたので本当に助かりました。
家事支援サービスを利用することで、社員の生活の質が上がり、その結果、仕事の生産性が上がると考えています。
来年度以降、今回の事業のような補助がなくても福利厚生メニューに家事支援サービスを導入するご意向はありますか?
補助がなくなっても、継続したいと考えています。今考えているのは、会社が社員1人に対し約3000円分を補助する方向で検討中です。
月に1回でも利用できれば、精神的にも楽になるので、費用対効果が大きいと思っています。
どこの会社も人手不足で苦労している状況なので、採用の面で他社と差別化できるのはとても良いと思います。
家事支援サービスは贅沢だと思われていますが、1回の利用料が2000~3000円程度であれば、利用者は増えると思います。会社が3000円補助すれば、月に1度であれば利用料は2000~3000円程度の金額に抑えられるのではと考えています。
